国境を越えたパートナーシップ: グローバルなオペレーション管理の複雑さを軽減

世の中は常に変化しています。今日ますますグローバル化する世界の中で、大小を問わず、企業が生き残り繁栄してゆくためには、 国際的に事業を行う必要性が求められています。かつて純粋に国内市場でのみ業務を行っていた企業は、国際的に事業を拡大するにつれ、その複雑さに気付き始めるのではないでしょうか。

業務の拡大に伴い、国境を越えた資金調達、規制およびコンプライアンス要件の管理、サプライチェーンおよびロジスティクス調整 といった事項を考慮する必要があります。加えて 、地震、台風、洪水などの自然災害リスクを含めた海外現地拠点のリスクを管理するという側面もあります。簡単に言えば、今日のビジネス環境は益々複雑になっていると言えるでしょう。 しかし、グローバルに展開するビジネスの管理自体も複雑にする必要があるでしょうか? プロセスを簡素化する方法はないでしょうか

M&Aと規制要件の台頭

パンデミックの出現にもかかわらず、企業はグローバルに拡大の機会を模索し続けています。今年の第1四半期には、11,000件を超えるM&A取引(前年比12%増)が成立しました。スタンダードチャータード銀行の調査によると、米国企業の大多数は世界的な拡大の増加を期待しており、アジアが主要な成長市場として認識されています。

監督行政の観点からは、規制の詳細の相違がますます一般的になり、グローバルに管轄される日常業務に影響を与えることが予想されます。保険業界に影響を与えるIFRS17(国際会計基準第17号)の話題に加えて、今年金融業界に影響を与える10の主要な規制上の課題には、信用リスク、LIBOR、気候とESG、コアリスク管理、規制の強化・拡大などが挙げられます。

企業の保険契約への影響

国際化と規制当局による監視の強化により、たとえば世界中の10か所で事業を展開している企業は、それぞれの拠点でそれぞれ異なる考え方、アプローチにより10の保険契約を個別に締結しているとします。この分散型アプローチは、個々の場所における言語、コンプライアンス、および保険クレーム処理とともに、個々のローカル市場の要件を満たすという観点で効果的です。しかしながら、それぞれ各国の拠点、保険ブローカー、保険会社間で交わされるデータと情報の量は、そこに掛けられる多大な労力の重複と非効率性をもたらします。

地域的またはグローバルな観点から、分散型アプローチは、保険商品およびその補償内容の標準化がしばしば欠けています。これは、保険契約が現地の言語で締結される傾向があり、現地の慣行とは一致するものの、地域またはグローバル視点のビジョンとは必ずしも一致しないことがあるため、保険契約の適用範囲について可視性、透明性および一貫性を制限することになってしまいます。

アプローチの簡素化

国境を越えたオペレーションの管理は複雑に見えるかもしれませんが、それはあなたが許容してしまう程度において複雑になります。最近の金融行政規制展望レポートの中で、デロイトはグローバルにオペレーションを調整することは、企業が規制の 相違を回避するための一つの機会と捉えているとのことです。

これと同様に、保険のインターナショナル・プログラムは、複雑さを解き明かし、将来直面する可能性のある課題を予測しながら、現在直面しているグローバルリスクを克服するために役立ちます。PULSEポータルを活用し本国で一元化した保険契約アプローチにより、インターナショナル・プログラムは、世界中の保険契約のニーズを管理することから透明性と効率性を提供できます。

私たちは最近、世界中で事業を展開しているオーストラリアに本社を置く企業と契約(パートナーシップ)を締結しました。以前同社は分散型のアプローチを採用し、拠点のある場所ごとに保険契約を複数締結していました。同社は成長の野心を持っており、こうした従来の保険手配の手法が事業戦略の助けとならず、リスク管理戦略を強化する必要があることに気づきました。当社はまず同社のニーズを理解し、次にそれを満たす解決法を検討・提供することに集中しました。PULSEポータルを活用して、同社の保険契約を合理化することにも成功しました。また、保険の引受審査はオーストラリアでまとめて行いましたので、同社のリスクポートフォリオの複雑さが軽減されました。さらに、顧客が財務力をより強化し、成長を可能にするために、キャプティブの設置も行われました。

結論

ビジネス環境はますます変化を続けています。世界的な規制環境も進化し、保険料税や国外出再比率などのコンプライアンス要件について、規制当局による監視が強化されています。このように常に変化する規制の内容を追ってゆくことは簡単でなく、こうした分野にはパートナーの協力を得ることが有用でしょう。コンプライアンス上の保証の取得を支援することに加えて、適切な専門知識を持ち、課題への対処を支援することに尽力するパートナーは、リスク管理ポートフォリオの効率と有効性の向上という点でメリットがあります。

当社のインターナショナル・プログラムに関する情報はこちらから。

お問い合わせ